ストーリー紹介主人公・鹿島浩介は、母親・沙希子と妹・泉水の3人家族。とある田舎町で暮らしていたが、泉水が引き籠もりになるという事態を受けて引っ越しをすることになった。引っ越し先は都会。一転した生活に戸惑うが、転校した学園には知り合いがいた。それは、今年の夏に海水浴で浩介の田舎を訪れたことで知り合ったヒロイン・滝野夏葵と深山由香だった。思いがけない再会だったが、驚くべき事に夏葵は浩介に敵意をむき出しにしてくる。何かをしきりに責め立てるのだが、浩介には心当たりがなく、また夏葵が会話を拒絶するため事情を聞き出すこともできない。そんなある日、浩介の携帯にAnonymousを名乗る相手からメールが届く。「お前の秘密を知っている」という内容は浩介を困惑させた。連日送られてくるメッセージ。Anonymousは、全てを知っているのにそれを教えようとしない。まるで浩介が苛つくのを楽しんでいるようだ。だが、自分たちが田舎で暮らしていたあの夏の日、夏葵や由香と知り合ったあの夏の日、そして泉水が引き籠もる原因となった「何か」があったあの夏の日に、浩介も知らない「秘密」があることを確信するには十分だった。浩介はその「秘密」にたどり着こうとする。もちろんそれが自分にとってあまり良くないことを呼び込むに違いないという予感はあった。だが、浩介は甘すぎたのだ。後悔は決して先には立たないのである……。━━・‥…━━・‥…━━・‥…━━・‥…━━・‥…たった一通の携帯メールから始まる悲劇――「真実」を知ることが必ずしも「幸福」とは言えない監督・シナリオは『君がいた季節』やマブラヴシリーズでおなじみの「鬼畜人タムー」、メイン原画にはマブラヴシリーズでサブキャラクターの原画などを担当してきた「プロパガンダ通・シン」を初起用。綿密に描かれる恋愛劇と、真実が歪められて起こされるリアリティのある恐怖を、様々なキャラクターの視点から追うサイコスリラーアドベンチャー。※本製品は2020年発売の『âgeアーカイブス 〜20th BOX Edition〜』に収録されたものと同内容になります。━━・‥…━━・‥…━━・‥…━━・‥…━━・‥…『aNTIQ』ブランド作品はこちら!『aNCHOR』ブランド作品はこちら!
作品情報
キャラクター
滝野 夏葵(たきの なつき) CV:一色ヒカル
将星学園2年生。浩介とはクラスメイトになる。
夏休みに訪れた田舎町で偶然浩介と出会っており、彼の家族と面識がある。
成績は優秀で学年トップクラス。
1学年下の幼なじみ、由香とは親しい関係にある。
性格は一見厳しそうだが、それは人付き合いがあまり得意でないからである。
マイペースで、あまり表情を崩すことがない。
深山 由香(みやま ゆか) CV:青川ナガレ
将星学園1年生。
夏葵と共に夏休みに訪れた田舎町で、浩介たち家族と知り合う。
剣道部に所属しているが、あまり熱心ではない。
両親が高齢で、ようやく授かった一人娘なので大事に育てられている。
そのため、多少我が儘なところもある。
性格は、人なつこくて元気。
鹿島 泉水(かしま いずみ) CV:青井美海
浩介より1歳下の妹。由香と同い年。
田舎町では、自宅の裏にある民宿で時々臨時のアルバイトをしていた。
元気で社交的でよく働く女の子。
しかし、夏に起きたある出来事をきっかけにして、家に引き籠もるようになってしまった。
何が起きたのかは、誰にもわからない。
鹿島 沙希子(かしま さきこ) CV:河合しなの
浩介と泉水の母親で、若くして結婚・出産している。
おとなしめの性格で、取り立てて目立つところもない、普通の女性。
田舎ではミニコミ誌を発行したりするような小さな出版社に勤めていた。
一家の引っ越しに伴い、知り合いのつてで似たような仕事ができる会社を紹介してもらい、現在はそこに勤務している。
汐見 綾(しおみ あや) CV:鈴田美夜子
将星学園2年生。浩介・夏葵・太一・弘と同じクラス。
クラス委員長を務めているが、勤勉で真面目、厳しい……といった、ある種の委員長像からはかけ離れている。
太一とは幼なじみで、家が隣同士。部屋も向かいにある。
いい加減うんざりだと口にはするが、その腐れ縁を自分から断つつもりはあまりない。
渡辺 太一(わたなべ たいち)
将星学園2年生。
浩介・夏葵・綾・弘と同じクラス。
性格は明るく脳天気。クラスの中では人気者らしい。
家が美容院を経営しており、将来は自分もその道に進もうと思っている。
綾とは幼なじみで、バカな掛け合いをするのが彼の日常である。
豊田 弘(とよだ ひろし)
将星学園2年生。浩介・夏葵・綾・太一と同じクラス。
見かけは可愛い男の子。
そうした外見から女子学生には人気があり、一部ではファンクラブがあるとの噂も。
性格は大人しく、いつもニコニコしているという印象がある。
主人公
鹿島 浩介(かしま こうすけ)
東京にある将星学園(しょうせいがくえん)に転校してきた。学園2年生。
借家に母親・沙希子と妹・泉水の3人で暮らしている。
夏に泉水の身に何かが起こり、それがきっかけで彼女が引き籠もりになってしまった。
それを解決する手段のひとつとして、住み慣れた田舎町から引っ越しをしてきた。
性格は穏和で、家族思い。
どこにでもいるような、おとなしめの普通の青年である。
ただ父親を早くに亡くしたため、家族を守りたいという気持ちが強い。