LADY FRANKEN! ~ツギハギ少女とオトナのお医者さんごっこ~
LADY FRANKEN! ~ツギハギ少女とオトナのお医者さんごっこ~
LADY FRANKEN! ~ツギハギ少女とオトナのお医者さんごっこ~
LADY FRANKEN! ~ツギハギ少女とオトナのお医者さんごっこ~
LADY FRANKEN! ~ツギハギ少女とオトナのお医者さんごっこ~
LADY FRANKEN! ~ツギハギ少女とオトナのお医者さんごっこ~
ストーリー

雷鳴轟く豪雨の夜。
光兵(こうへい)は禁断の行為に手を染めようとしていた。
目の前の解剖台には少女の身体が横たえられているが、その肌は白蝋のようで、まるで死体のようだ。
その上、全身には生々しい縫合痕がミミズのようにのたくり、不器用な人間が作ったぬいぐるみのような状態だった。
天井に吊り下げられた白熱灯がチカチカと瞬く中、光兵は緑色に発光する液体が入った注射器を手に取る。
彼の手は自然と震え出していたが、それを必死に抑え込むと、少女の身体――心臓に向けて一気に突き立てていた。
瞬間、一際強烈な雷が邸宅の避雷針を打ち抜いた。拒絶反応を示すかのように白熱灯が激しく明滅する中、緑色の液体が少女の身体に流れ込んでいく。

それは神の領域を侵す、禁断の技。命なきものに命を与える技。
少女と同じく――いや、それ以上に蒼白となる光兵の前で、少女の身体にゆっくりと温もりと柔らかさが戻り始める。

そして光兵が見つめる中、二度と開くことのない目蓋が開いた。
「ああ、成功だ……本当に成功したんだ」

茫漠とした呟きに反応したのか、少女の視線が向けられる。
続いて人形のようにギクシャクと口が開くと、掠れた声が零れる。
「あ……たし……は……。あた……し……は……」

自問を繰り返す少女の手を握り締めながら、光兵が応える。

「ああ、ああ。君は……君の名前は……未莉亜だよ」

その顔に浮かんでいたのは溢れんばかりの歓喜。
禁断の行為に手を染めた異端者とは思えない、純粋な喜びだった。

Download Link

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です